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ヒステリー

イライラした攻撃的な態度のことを、「ヒステリー」と呼んでいたが、正しい用法ではないらしい。知らなかった。詳しくはWikipediaで。

妻の情緒が安定しない。夜遅く家に帰れば、子供が言うことをきかないとか、寝付かないとか、食事がうまく作れなかった、忙しい、だの不満たらたら。朝起きてから、暑いだの、何だの愚にもつかない文句を延々とたれている。しかも、一方的に主観的な不満を挙げているだけで、コミュニケーションをとろうとしない。朝からウダウダ言われると、こちらも一日気分が悪い。そんなことなら、朝起きてこないでくれと思う。
こちらは仕事で疲れて家に帰っているのだが、妻にしてみれば、外に出ている間は何の役にも立たず、ようやく帰宅して家事をする時間がないなら、話しを聞けということらしい。攻撃的でこちらに発言権の無い会話など、サンドバックみたいなもので、ぼくにすれば家に帰っても心が安まらない。家にいたくないので、このところ平日はなるべく遅く帰宅するようにしている。
妻はストレス学説の熱心な支持者だ。生きていく上で何かストレスが生じれば、それを発散させなければならないと、固く信じている。発散させるには、百貨店に行って散財するのが良く、ほかの人に当たり散らすのも効果的。ストレスが高じた時は、キレて買い物をするという行為は仕方がないと考えている。もっとも、たびたび散財も出来ないので、今はぼくにあたっているようだ。
妻の苦情を聞くのは夫の役目とも言うけれど、度が過ぎる非難はつらい。こちらも聞き流せるほど大きな度量は持ち合わせていないし、こう続けさまだと、情けないかな、ぼく自身が耐えかねて小さな人間になっていくのが分かる。それに妻の言葉が汚いのも気になる。ぼくはともかく、日中、娘に対してそんな言葉を使ってはいないかと心配でならない。

こんな妻でも大学は出ているし、育児休暇中の地方公務員でもある。まともな時は、こうではない(もしもそうなら、真っ当な社会生活はできないし、そんな人間の世話など願い下げである)。
妻は自分が、家事や育児に向いておらず、一年を超える育児に疲れたからだと言う。妻の名誉のために一言付け加えると、妻は家事や育児をしっかりとしている。どちらもこなした上で、悪態をつくのだ。しかし、ぼくに言わせれば(←これが相互理解の妨げなのだが)「ヘタレの根性なし」なのだ。世の中の育児をするどれほどの人が自分が育児向いていると思っているだろう。家事をしなければならない人のどれだけが家事好きだろう。生きて行くには多くのしなければならないことがある。気乗りしないことも、つらいこともある。それを乗り越えて、我慢して、工夫して、時には好きになって生きていくものだろう。父母も、祖父母もそうしてきたのに、なぜ自分だけは違うと言えるのだろう。妻は自分も働いているのだから、それぐらいの身勝手や散財は出来るとも主張するが、ぼくら二人は気ままに暮らせるほどの稼ぎも資産もない。せめて家計簿をつけて数字に強くなって欲しいのだが、どんぶり勘定程度にも妻は成長しようとしない。

だらしなく悪態をつく妻を見るのは堪えないが、理屈で説いても受け付けない。ぼくが筋を通ったことを言えば言うほど、負担になるという。挙げ句の果てには、これは自分の実家のやり方だから、それが気に入らないなら実家を否定している、結婚すべきでなかったとまで言う。ぼくも人間が小さくて、そんな妻を大声で怒鳴りつけてしまう。それにこのような状況に陥ると、ついには妻が過剰に反応的(←「7つの習慣」)になり、どんなことでも周囲の状況のせいにして、言い訳と言い逃れに終始するのだ。

毎日ではないけれど、このところ週のうち2日程度はこんな感じだろうか。アメリカ人なら、そろそろ夫婦そろってカウンセリングでも受けるのかもしれない。大喧嘩になった時はさすがにぼくも心理的なダメージが大きくて仕事にもかなり差し障る。ぼくはEQを高めるように意識して、妻と接していくしかないか…。

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Comments

はじめまして。なんか人ごととは思えなくて、長いですがコメントさせて下さい。

>アメリカ人なら、そろそろ夫婦そろってカウンセリングでも受けるのかもしれない。

わたし、受けましたー。夫にヘルプを求めたのですが、やっぱり夫は仕事第一で帰宅時間遅すぎ。もちろん疲れてるから妻の戯言なんて聞く余裕はない。
集中力もなくて自己嫌悪ばっかり。気力面が全然ダメで、本当に些細な事で泣いちゃったり、全然家事できなかったり。愚痴はイヤですが、頑張ってももう自分じゃどうにも解決できない。これじゃまずいな、ってんで、クリニックへ。少し鬱気味だねって事でお薬貰いました。

結婚すると女性は仕事も家事も子育ても全部60%ぐらいしかやる時間ないから、レベルアップの勉強する時間もなかなかとれないし、一生懸命だった人ほど「何一つ満足にモノにできない」無力感、ストレスはたまると思います。
そこまではワーキングマザー全員が経験する事ですが、情緒不安定になったり、集中力低下で、問題点をまとめ解決方法を考える事ができなくなっているのなら、心の風邪だと捉えていいと思います。体が風邪ひいて薬と休息で治すように、心の風邪もお薬と休息が効きます。最初はクリニック行く事に抵抗あるかもしれませんが、お薦めです。軽ければ4ヶ月くらいで治ります。ほっとくとひどくなるか、3ヶ月スパンで鬱と普通状態を何度も繰り返します。わたしはちょうど4ヶ月目くらいですが、大分安定してきて、日常の家事も仕事もできるようになり、愚痴は言わなくなったかなー。

お節介申し訳ありませんが、参考になれば…。http://www.utu-net.com/

Posted by: HPY | Monday, July 25, 2005 at 23:51

HPYさん、丁寧なコメントありがとうございます。「うつは心の風邪」という言葉は知っていました。が、それが自分のことだとは思っていなかったです。言葉は知っていても、風邪のように自分の周囲でも起こりうるとは理解していなかったのですね。とても参考になりました。精神科の治療も選択肢に加えます。
MSNエンカルタのうつ病の項に「男女比では女性に多いが、理由ははっきりわかっていない。生物学的な理由か、あるいは女性は社会的に無力感におちいりやすいのかもしれない。」という記述がありました。ぼくの妻も育児の中での無力感が問題なのか、他に理由があるのかを考えています。

Posted by: zakkie(管理人) | Friday, July 29, 2005 at 00:01

ほとんど同じ状況に陥ってます。“ほとんど”の意図
は私の妻の場合、週に2日ではなく、1日24時間、
1年365日なことです。それでも妻が悪いのでなく
、風邪みたいなもので病気を憎むようにしてます。で
もなかなか治すことができず、やはり子供の成長への
影響が一番気になります。私の仕事へ支障があるのは
もうあきらめの境地です。でもこういう家族が多いと
思うと、少し気が紛れます。妻の気が紛れると良いの
ですが、これを妻に見せても、余計イライラが募るか
と思ってしまいます。育児に入る前は、とても優しく
て思いやりがあり、料理も好きだったんですけどね。
子供が沢山食べれずに残してしまうのが、どうしても
許せないようです。食事さえ避けて通れれば少しはマ
シな人生になるのでしょうけれども、そればっかりは
避けて通れないですね。いつか楽しい生活が戻ると良
いのですが。。。私を含む皆さんの家庭に。

Posted by: 匿名です。 | Monday, October 30, 2006 at 08:26

匿名です。さん、コメントありがとうございます。
ぼくの後日談です。参考になれば。
このブログの存在は妻も知っています。ときどき読んでいて、このページも読んだようです。読んだときにはかなり取り乱したようです。ぼくが妻のことをエントリに書いたように考えていたことが、まずショックだったらしい。その次にそれをBlogというおおやけの場(もっとも、ぼくはこのBlogを知人にも教えずに匿名で書いているのですが)に書き記したことが、耐えられなかったようです。ことに「ヘタレの根性なし」というくだりが我慢できない表現だったといいます。
妻はこのページを読んで10日ほどは、それをどのように理解して良いのか判らず、読んだことをぼくに黙っていました。そのころの妻の様子はケンケンとして、言動が普通では無かったです。それで、怒りが収まらず、妻が自分で書いているBlogにぼくへの非難をゴウゴウと書き立てたようです。妻が書いたそのエントリをぼくは見ていません。妻のBlogをいつも読んでくださる読者に、内容をたしなめられてすぐにエントリを削除したらしい。
そうこうしてから妻はある日の晩、ぼくに話がしたいと言いました。必死の形相の妻は、泣きながらこのエントリを削除するようにぼくに訴え、このようなエントリを書くような夫は許せないが、Blog知人が指摘したようにそれを憎んでは何も解決しない。「ヘタレの根性なし」と言われるぐらいなら、何でも我慢すると言いました。妻とひどく緊張した話をするのは、実に耐え難い時間でした。まったく、自分という人間の器がいかに小さいことか。
詰まるところ、このエントリは私たち夫婦にとってかなりのショック療法になりました。夫婦関係という点では少し危なかったかもしれません。即時に解決した訳ではないですが、第三者の視点から自分のしていることを見る(客観視する)とどうなるかを、Blogという装置を使って、強く思い知ることになったのだと思います。子育てというのは、1対1の関係になって客観視が難しくなりやすいのでしょう。育児で困ったときは、信頼出来る育児書を開いたり、NHKの「すくすく子育て」の放送を積極的に見て、すこし視点をずらすようにしています。

私の個人的な体験で、匿名です。さんの参考になるかはわかりませんが、育児は育自。妻とともに自分も成長して、変わっていけるといいですね。多くの人が大なり小なり当たる壁のように思いますし、今は別の壁にあったりしております。

繰り返しになりますが、コメントありがとうございました。私も参考になりました。

Posted by: zakkie | Tuesday, October 31, 2006 at 01:46

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Zakkieさんのヒステリーを読んでみた。 私は、この奥様の気持がよ~~~くわかる。(Zakkieさんすみません)  主婦ライフも1年もすると家事も育児もそれなりに勝手がわかってくるのだが、育児とか家事ってほんとうに、「メンテナンス系」の仕事なんである。しかも、どれだけ頑張ったところであまり、いや全然評価されない。無論子どもは可愛いし、時間はいくらでもあったのだが、ストレスが溜まるというより、「達成感がない」という感じである。 独身の頃、仕事でそれなりに評価されていたので、この「誰にも... [Read More]

Tracked on Saturday, July 09, 2005 at 00:45

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